GIGABYTE meets 大畠雅人 

プロクリエイターから見たAEROの魅力

About 大畠雅人 Masato Ohata

1985年生まれ、千葉県出身。2009年、武蔵野美術大学油画科版画コース卒業。2009年から2012年の3年間は演劇活動で舞台に立つ。2013年、株式会社エムアイシー入社。デジタル原型チームに所属し、数々の商業原型を手がける。2015年冬のワンダーフェスティバルで初のオリジナル造形作品「contagion girl」を発表。翌年の冬のワンダーフェスティバルで発表したオリジナル2 作目の「survival:01 Killer」は豆魚雷AAC(アメージング・アーティスト・コレクション)第7弾 に選出される。現在はフリーランスの原型師として活躍中。

今回、大畠さんの作品づくりの合間にお邪魔させていただけまして
弊社GIGABYTEのクリエイター向けハイエンドノートPC AERO 17 HDRを
実際使っていただき、生の感想を頂戴いたしました。
貴重な機会をあらためて感謝申し上げます。
撮影協力くださった関係者様にも深く感謝いたします。

撮影協力: Boogie Jiggy café

Q1
自己紹介と実際PCをお使いになる際の作業過程をいただけますでしょうか?

大畠さん:
はじめまして。私は普段、商業原型師として生活をしております。原型師というのは、皆さんが普段おもちゃ屋さんやゲームセンターで見かけるいわゆる「フィギュア」の原型を作る仕事です。 ほんの少し前までこの仕事は、粘土やパテをこねて作るのが一般的でしたが、ここ数年3DCGで原型を作り、3Dプリンターで出力したものを仕上げ、商品にするのがスタンダードになりつつあります。 そんな私も3Dで立体を作るのでパソコン無くしては仕事が出来ません。普段の作業を可視化した図です。

ざっくりとした流れですが、このように仕事のほぼ8から9割をパソコン作業に依存しています。

Q2
今使っていらっしゃるPC性能と、初めてAEROノートパソコンを使ってみた感想をいただけますか?

大畠さん:
普段私が使っているデスクトップパソコンは、2年ほど前に友人に自作してもらったもので スペックは以下になっております。

RAM
システムの種類
グラフィックボード
32.0GB
64ビット オペレーティングシステム、×64ベースプロセッサ
NVIDIA Quadro P4000

そんなパソコン依存の仕事にもかかわらず、僕自身、実はパソコンに詳しくなく、動けばいいやくらいの感覚で作業していました。 使用ソフト(主にZBRUSH)の推奨動作環境は以下なので

OS: 64-bit の Windows 7/8/8.1/10
CPU: Intel i5/7/Xeon もしくは AMD社の同等製品
システムメモリ: 最低 8 GB、数億ポリゴンを扱う場合 16GB以上を推奨
記憶装置: 作業用として 100GB の空きスペース。ZBrushの作業用ドライブには SSDドライブを強く推奨します。
ペンタブレット: ワコムもしくはワコム互換 (WinTab形式)のペンタブレット
モニター: 1920x1200 解像度以上 (32-bit カラー)
ビデオカード: ZBrush本体は どのようなタイプでも利用可能。PolyGroupItプラグイン使用時のみ2008年以降に
製造されたビデオカードでOpenGL 3.3以降をサポートしている必要があります。

この条件に見合うように、また記憶装置をSSDに指定しました。
そして僕の場合、サブでGeomagic社のsculptというグラフィックボードに強く依存するソフトも併用するため、そこそこ良い
グラフィックボードを搭載しています。
パソコンの細かい性能差に詳しくなく、正直このノートパソコンのモニター依頼も向いてないと思い、1度お断りしました。しかし、結果的にやって良かったという点が大きく2点あります。それは、画面がめちゃくちゃキレイ!好きな場所で快適に作業できる!という2点でした。
小学生並みのバカみたいな感想だというのは承知しております。しかし、おかげで3D原型をやってきた落とし穴の一つを僕は見つけました。
3D原型師は意外と画面の質にこだわらないということです。いやいや、お前だけだとおっしゃる方がおられたらすみません。
僕は4年ほど原型会社に在籍し、そこでも3Dで原型を作っておりましたし、3D原型師の知り合いは沢山おりますが、
画面の大きさと出力物の印象の差の話題は出ても、画面の色の綺麗さ、質に関する話題はありませんでした。
なぜなら、3Dで出力したものがすべてだからです。
画面上での表現が最終形態でない以上、画面のきれいさより出力後の形の見極めが何より大事だからです。
グラフィックデザイナーが、MACにこだわったり、画面での色表現にこだわるように、我々は3Dプリンターの性能や素材にばかりこだ
わっておりました。
このAERO画面は明るく、大きいです。パソコンの画面部分ぎりぎりまで攻めています。作業スペースも広く、デザインとしても良い点だと思います。

4KUHDディスプレイでの3D作業は、経験したことのない他の3D原型師に是非体験してほしいと思いました。
今まで何年も曇ったメガネをかけて造形していたのが、急に裸眼視力2.0になった衝撃です。
画面がめちゃくちゃキレイで。カルチャーショック受けました。
こんなにも3Dクレイが綺麗に目の前にあるような感覚は体験しないとわからないと思います。
作業の質が1段階上がるのが実感できました。
これを機に、デスクトップモニターも31.5インチの4KHDRモニタに即刻買い換えましたw
作業はかどりまくりです。本当に今回の件感謝しています。
Adobe RGB 100%Wide Color Gamutという色域100%サポートにより、最近始めた3Dレンダリング作業が格段にきれいに、楽しくなりました。
次に、好きな場所で快適に作業できる。という点です。
私は現在フリーランスですが、アトリエにこもって一人で作業していると能率が落ちる時があります。
そんな時コーヒーを飲みに行ったりするのですが、そんな時にデータをクラウドに保存してこのAEROを持ち歩けば好きな場所で作業できます。

Q3
AEROノートパソコンでの外での実際の作業は如何だったでしょうか?

大畠さん:
ノートパソコンはそういうものですから当たり前といえば当たり前なのですが、ノートパソコンなのに パワフルで外での作業と割切れば全く問題ない性能だと感じました。

3D作業、レンダリング作業、がっつり2時間やってバッテリーは残り20パーセントほど。
外で作業するには電源が無くても十分な時間だと思いました。
詳しくZBRUSHでの作業についていえば、Total Point (ポリゴンの合計頂点数)が10.000mil(ミリオン)程で
少しラグが出る感じ、その半分の5.000mil程迄ならサクサク動くといった具合です。
注意点としては、デシメーションマスターで計算すると1万ミリオンでは重すぎて固まることがありましたのでZリメッシャーで リメッシュしてから分割をかけてプロジェクトヒストリーを使うとスムーズに作業できると思いました。
最近境目がなくなってきた原型師とゲーム関係の3Dデザイナーですが、その両方の方に、
軽いモデリングから色のシミュレーションというのがおすすめの使い方かなと思います。
何せ画面がめちゃくちゃきれいですから。

Q4
今までお使いのノートパソコンと比べてどうですか

大畠さん:
今の四年前のパソコンではZBRUSHしか使えないのですが、AEROの方がZBRUSH作業の効率が良いように感じました。
ポリゴンが多くなった時のラグが少ないかなという感じです。
今回、ノートとはそんなに比べてないのですが、テンション下がるくらい画面の色が少なく荒いのが今となってはわかります。
正直ノートで外でできるじゃんと思って、当時、外で使ったのですが、やはり画面が小さいのとハイポリゴンで カクつくのでノートで外で作業は効率的じゃないと思っていました。(以前の感想)
ハイポリゴンのカクつきが少ないのはAEROのスペックが今のノートより良いからかと思います。 保存とか、ダウンロード等早かったです。作業効率を上げるのにはめちゃくちゃ有効です。 オートセーブで5分おきに保存するので(性能が不足していると)いちいち作業が止まるのですが、これは良いですね。 これは、ZBRUSHの設定です。やらない人もいるのですが、僕はそういう設定にしてます。
最新20セーブだけ残して順次消えるようにしてます。
AEROは画面サイズは今のノートと同じですが、解像度で画面の小ささが払拭できるという発見がありました。 良い画面ならあまり画面の小ささが気になりません。リアルに3Dクレイを触っている感覚がアップするので、 画面が小さいと感じませんでした。発見です
インターフェース(外部出入力ポート)に関しては、多いに越したことはないと思っているのでありがたいです。

Q5
最後にAEROをご使用の際に気になった点などございましたらお願いします

大畠さん:
デザインですが、シンプルで良いと思います。
七色に光るキーボードは好みがわかれると思いますが、僕は好きですね。
電源を入れたとたん波打つように光りだすので愛着が持てます。
キーボードはいい感じにストロークがあって打ちやすかったです!文字を打つ仕事でも使いやすいのではと思いました。
あえて言うともう少し重くても良いかと思いました。
薄さや閉じたときのシームレスなデザイン、カメラの目隠しなども気が利いていると思います。
持った感じは意外と重いといった印象ですが、バックなどに入れて持ち運ぶ分には許容簡易でしょう。

Q番外編
今お使いの機材との性能不足とかございませんか

大畠さん:
問題ないでしょう!
GIGABYTE担当:
有難うございます!笑

今回AEROで実際作ってくださった作品

後記

トップ原型師の中でも特に光り輝く気鋭の原型師 
作品の一つ一つのディテールまで細部にこだわりぬいて作られ、表現される世界観は、
唯我独尊唯一無二である。
作品を見た瞬間、見た者を引き込み、その世界観で圧倒するアイデンティティたる作風は
万物創生あらゆる人の想像を掻き立て、虜にする。
ワクワク・ゾクゾクで時間の経過を忘れてしまう。
作品に目を奪われている間、魔法にかけられているようで、とても心地よく、幸福な気分である。
文章: Sekiguchi
製品型番
ディスプレイ
CPU
グラフィックカード
メモリ
ストレージ
AERO 17HDR XB-8JP4130SP
17.3 型 4K HDR with Adobe RGB 100% 3mm 幅の超狭額縁 + X-Rite™ Pantone®色校正認証
Intel Core i7-10875H (8C/16T)
NVIDIA RTX 2070 SUPER MAX-Q
512GB SSD
DDR4-2933 8G*2