大畠さん:
普段私が使っているデスクトップパソコンは、2年ほど前に友人に自作してもらったもので スペックは以下になっております。
RAM
システムの種類
グラフィックボード
32.0GB
64ビット オペレーティングシステム、×64ベースプロセッサ
NVIDIA Quadro P4000
そんなパソコン依存の仕事にもかかわらず、僕自身、実はパソコンに詳しくなく、動けばいいやくらいの感覚で作業していました。
使用ソフト(主にZBRUSH)の推奨動作環境は以下なので
OS: 64-bit の Windows 7/8/8.1/10
CPU: Intel i5/7/Xeon もしくは AMD社の同等製品
システムメモリ: 最低 8 GB、数億ポリゴンを扱う場合 16GB以上を推奨
記憶装置: 作業用として 100GB の空きスペース。ZBrushの作業用ドライブには SSDドライブを強く推奨します。
ペンタブレット: ワコムもしくはワコム互換 (WinTab形式)のペンタブレット
モニター: 1920x1200 解像度以上 (32-bit カラー)
ビデオカード: ZBrush本体は どのようなタイプでも利用可能。PolyGroupItプラグイン使用時のみ2008年以降に
製造されたビデオカードでOpenGL 3.3以降をサポートしている必要があります。
この条件に見合うように、また記憶装置をSSDに指定しました。
そして僕の場合、サブでGeomagic社のsculptというグラフィックボードに強く依存するソフトも併用するため、そこそこ良い
グラフィックボードを搭載しています。
パソコンの細かい性能差に詳しくなく、正直このノートパソコンのモニター依頼も向いてないと思い、1度お断りしました。しかし、結果的にやって良かったという点が大きく2点あります。それは、画面がめちゃくちゃキレイ!好きな場所で快適に作業できる!という2点でした。
小学生並みのバカみたいな感想だというのは承知しております。しかし、おかげで3D原型をやってきた落とし穴の一つを僕は見つけました。
3D原型師は意外と画面の質にこだわらないということです。いやいや、お前だけだとおっしゃる方がおられたらすみません。
僕は4年ほど原型会社に在籍し、そこでも3Dで原型を作っておりましたし、3D原型師の知り合いは沢山おりますが、
画面の大きさと出力物の印象の差の話題は出ても、画面の色の綺麗さ、質に関する話題はありませんでした。
なぜなら、3Dで出力したものがすべてだからです。
画面上での表現が最終形態でない以上、画面のきれいさより出力後の形の見極めが何より大事だからです。
グラフィックデザイナーが、MACにこだわったり、画面での色表現にこだわるように、我々は3Dプリンターの性能や素材にばかりこだ
わっておりました。
このAERO画面は明るく、大きいです。パソコンの画面部分ぎりぎりまで攻めています。作業スペースも広く、デザインとしても良い点だと思います。
4KUHDディスプレイでの3D作業は、経験したことのない他の3D原型師に是非体験してほしいと思いました。
今まで何年も曇ったメガネをかけて造形していたのが、急に裸眼視力2.0になった衝撃です。
画面がめちゃくちゃキレイで。カルチャーショック受けました。
こんなにも3Dクレイが綺麗に目の前にあるような感覚は体験しないとわからないと思います。
作業の質が1段階上がるのが実感できました。
これを機に、デスクトップモニターも31.5インチの4KHDRモニタに即刻買い換えましたw
作業はかどりまくりです。本当に今回の件感謝しています。
Adobe RGB 100%Wide Color Gamutという色域100%サポートにより、最近始めた3Dレンダリング作業が格段にきれいに、楽しくなりました。
次に、好きな場所で快適に作業できる。という点です。
私は現在フリーランスですが、アトリエにこもって一人で作業していると能率が落ちる時があります。
そんな時コーヒーを飲みに行ったりするのですが、そんな時にデータをクラウドに保存してこのAEROを持ち歩けば好きな場所で作業できます。