GIGABYTE、AMD EPYC™プロセッサー対応新製品! GPU&ストレージ向けソリューションを追加!
Aug 02, 2018

台湾 台北 2018年8月2日 – ハイコンピューティング、ハイパフォーマンスサーバ製品で市場を牽引するGIGABYTEは、AMD EPYC™プロセッサー対応の既存のサーバ製品ラインナップに対し、新しく、GPUサーバ及びストレージサーバ向けに最適なソリューションを追加いたします。これらの新製品はいずれもシングルソケットタイプのものとなり、2UタイプのGPUサーバ・G291-Z20은及びG221-Z30、そして4Uタイプのストレージサーバ・S451-Z30が新しく製品ラインナップに加わりました。

AMD EPYC™プロセッサー、シングルソケットデザインのアドバンテージ
AMD EPYC™プロセッサーが誇る、物理32コア64スレッド、2.0TBをサポートするメモリ容量、128レーンもの広帯域なPCI-Exレーン数等の、非常に優れたコンピューティング及びI/Oコネクトビリティ面でのアドバンデージが、これまで複数のプロセッサーソケットを必要としていた複雑なシステムをシンプルにシングルソケットで実現します。

Tirias Research のレポートで説明されているように、シングルソケットタイプのサーバーは、大半のワークロードに於いて、デュアルソケットタイプのサーバーと同じくらい高効率です。そしてこのように述べられています。「スケジューリング可能なタスクまたはプロセスごとに16スレッド以上を同時に生成するようなワークロードは稀で、多くの場合、インスタンスあたり8スレッド程度のスレッド生成に留まっています。そして、プロセスあたり16スレッド以上を実行するものは、通常であれば、ソケット数を増やして対応するのではなく、GPUにオフロードして対応するのに適した高性能コンピューティング(HPC)のワークロードとなります。仮想マシン上で実行されるビジネスロジックやコンテナ上で実行されるクラウドマイクロサービスなどの、ほとんどのワークロードは、これまでの他のデュアルソケットサーバ上で実行しているのと同じように、このシングルソケットサーバ上でも高速かつ効率的に実行する事ができます。」

Tirias Research 「AMD EPYC Empowers Single-Socket Servers」2017年5月16日より引用

シングルソケットでの運用には、搭載するプロセッサーの個数に応じてライセンスフィーが算出されるようなソフトウェアの場合だと、ソフトウェアライセンスの節約の面で、非常に大きなコストメリットをもたらす可能性を秘めています。そして、GIGABYTEのサーバ製品は、SPEC CPU 2017ベンチマークテストでAMD EPYC™プロセッサー搭載のシングルソケットシステムでの最高スコアをマークする等、AMD EPYC™プロセッサーのフルパフォーマンスを引き出す事ができるよう最適に設計されているのです。

GIGABYTEのR271-Z31およびR151-Z30は、2018年7月にSPEC CPU 2017ベンチマークテストでAMD Naplesプラットフォーム準拠のシングルソケットソリューション中、最高のベンチマークスコアを達成しました。

AMD Radeon Instinct™ MI25 GPUカードをサポート
G291-Z20とG221-Z30は、世界最速のアクセラレータカードの1つであるAMD Radeon Instinct™ MI25 GPUカードをサポートしています。最新のVega10アーキテクチャを採用したAMD Radeon Instinct™ MI25は、半精度浮動小数点演算(FP16)では最大24.6TFLOPS、単精度浮動小数点演算(FP32)では12.3TFLOPSの処理性能を誇ります。大規模なBAR(Base Address Register)サポートによるマルチGPU間でのピア・ツー・ピア通信をサポートしています。AMDのCPUとGPU、そしてROCmオープンソフトウェアプラットフォームとの組み合わせにより、理想的な相乗効果と最適化がより高いレベルで強化され、より低いレイテンシの元、より強力なコンピューティングソリューションが提供され、HPCの各種ニーズへの最適なソリューションとなるでしょう。

G291-Z20 GPUサーバ
G291-Z20 GPUサーバは2Uタイプの筐体に、デュアルスロット仕様のGPGPUカードを最大8枚搭載可能なGPUサーバです。業界の最先端を常に牽引するGIGABYTEの機械技術と熱工学の比類なき専門知識により、最高密度のGPU搭載数を実現しています。各々のGPGPUカード格納ベイを通る冷却気流が最適な効果をもたらすよう、筐体内部のレイアウトが効率的に設計されています。最高レベルのGPU密度を誇るG291-Z20は、リアルタイム解析、科学シミュレーション、モデリング、エンジニアリング、ビジュアライゼーション、レンダリング、データマイニングなどの実に様々なHPCアプリケーションに最適と言えるでしょう。

G291-Z20は、基板上に高速フラッシュストレージデバイス用のM.2インターフェイスを2個搭載、フロントにホットスワップ対応2.5インチHDD / SSDベイを8個搭載、オプションで25Gbpsにアップグレード可能な10Gbps SFP+ネットワークポートを2ポート、ロープロファイルハーフレングス仕様のPCI-Ex 16拡張スロットを2本搭載し、高速ネットワーク対応のNICやRAIDストレージカードなどの拡張カードを必要に応じて搭載可能です。

G221-Z30 GPUサーバ
G221-Z30には、デュアルスロット仕様のGPGPUカードが2枚搭載可能で、AMD Radeon Instinct™ MI25の理想的な検証プラットフォームとも言えるでしょう。デュアルスロット仕様(フルハイトフルレングス仕様のPCI-Ex16拡張スロット x 1本 + フルハイトハーフレングス仕様のPCI-Ex8拡張スロット x 1本)の拡張スロットの1つには、代わりに高速ネットワーク対応のNICを搭載する事も可能です。また、GPUカードとストレージデバイスを潤沢に搭載できる優れた設計のG221-Z30は、フロントにホットスワップ対応2.5インチHDD / SSDベイを16個、基板上に高速フラッシュストレージデバイス用のM.2インターフェイスを1個搭載。ネットワーク面では10Gbps SFP+ネットワークポートを2ポート搭載しています。これらの仕様は研究開発のための多目的で柔軟、そして費用対効果の高いHPCソリューションと言えるでしょう。

S451-Z30ストレージサーバ
一方S451-Z30は、ストレージサーバーの要件に対応する魅力的で柔軟なソリューションを提供します。最大500TBのストレージ容量を実現する、3.5インチHDDベイ(フロントに24個、リアに12個)の合計容量で、優れたスケールアウト機能が実現され、ソフトウェアディファインのストレージクラスタ用のシステムとして活用できます。 筐体のリア部分にOS起動用ディスクとして使用可能なホットスワップ対応2.5インチHDD / SSDベイを2個備えているため、S451-Z30はスタンドアロンのストレージデバイスとしても使用できます。オプションで用意される各種のHW/SW RAIDカード等と組み合わる事で、個々の要件に最適な仕様とする事ができます。

またS451-Z30は、基板上に高速フラッシュストレージドライブ用のM.2インターフェイスを1個搭載、ネットワーク面では10Gbps SFP+ネットワークポートを2ポート搭載しています。拡張面でもPCI-Ex 16(Gen3.0)拡張スロットを3本、PCI-Ex 8(Gen3.0)拡張スロットを3本を搭載する等、柔軟で豊富な拡張性を誇っています。

GIGABYTEの、類稀なシステム設計の専門知識と豊富な経験は、AMD EPYC™プロセッサーのアドバンテージを最大限に引き出す事に成功しました。システムの管理や保守が容易でありながら、ハイパフォーマンスと冷却効率を高レベルで両立した製品を、この度生み出す事ができました。これらの新製品は、高性能コンピューティング市場とストレージ市場の多種多様なニーズを満たす上で最高のソリューションとなるでしょう。

  • 製品価格と販売開始予定について
    本リリース配信後、お引き合い/お問い合わせに応じ、順次ご案内を開始する予定です。
    製品価格についてはオープンプライスです、ご要望の機器構成仕様に応じ個別にご案内する予定です。
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    http://b2b.gigabyte.com
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