GIGABYTE、SC21で新しいG262シリーズ HPCサーバーを発表
Nov 15, 2021

2021年11月15日 – ハイパフォーマンスサーバー並びにワークステーション製品において、業界を牽引するリーディングカンパニーであるGIGABYTE(台湾証券取引所:2376)は本日、アクセラレータを内蔵した2つの新しいHPCサーバー、GIGABYTE G262-ZO0(AMD Instinct™ MI200アクセラレータ対応)と、G262-IR0(NVIDIA HGX™ A100 4-GPU対応)を発表しました。両サーバーは、最先端の斬新なアクセラレータフォームファクタを採用し、CPUからGPU、GPUからGPUへの高速通信を可能にするとともに、2U規格の筐体に最高密度のアクセラレータ計算能力を搭載しています。GIGABYTEは、11月15日から18日まで開催されるハイパフォーマンスコンピューティング、ネットワーク、ストレージ、データ分析の国際イベント、SC21において、GIGABYTEのブースでこれらのサーバーを展示します。

▲ G262-ZO0: EPYC Server for MI250
▲ G262-IR0: Xeon Server for HGX A100

G262シリーズ:HPCおよびAI
NVIDIA RedstoneプラットフォームやAMD Instinct™ MI200 OAMに最適な冷却ソリューションを実現するために設計されたG262シリーズサーバーは、最上位のパフォーマンスで動作するGPUを独立式パーティションで分離・配置し、最高効率の冷却を実現します。3基の強力なフロントファンを備えたケージウォールは、GPUモジュールに冷風を引き込み、熱い空気を背面から排出します。CPU、RAM、PCI-Ex拡張スロット、ストレージ類の冷却には、それぞれ別系統のチャンバーと冷却ルートが確保されています。この分離・配置により、TDP 2000WのGPUから発生する熱を排除しながら、CPUとGPUの性能を最大限に引き出すための十分な冷却を実現します。G262シリーズに渡って採用された共通設計の為、どちらのGPUフォームファクタにもいち早く対応、製品化する事ができました。

G262-ZO0とG262-IR0は、この共通設計から、外観は似ていますが、G262-ZO0はAMD EPYC™ 7003および7002プロセッサーに対応し、G262-IR0は第3世代インテル® Xeon®スケーラブルプロセッサーに対応しています。CPUのほか、どちらも1ソケットあたり8本のDIMMスロットを備えており、サーバー1台につき合計16本のDIMMを搭載することができます。ケース前面には、Gen4規格 U.2 NVMe/SATA/SASドライブ用の4つの2.5インチドライブベイがあります。ドライブベイの下には、ロープロファイルPCI-Ex16 Gen4拡張スロットが2スロット、OCP 3.0拡張スロットが1スロットあります。ケース背面には、NVIDIA InfiniBandアダプター、Ethernet NIC、ストレージ、または推論用GPU等向けにロープロファイル規格拡張スロットがさらに4スロットあります。下表では、今回リリースされれた新しいG262シリーズと、以前に発売されたG262-ZR0を比較しています。

製品型番G262-ZO0G262-IR0G262-ZR0
GPU AMD Instinct MI250 NVIDIA HGX A100 4-GPU
CPU AMD EPYC 7003/7002 第3世代インテル Xeon スケーラブル AMD EPYC 7003/7002
メモリ DIMMM x 16本 周波数最高3200MHz
ストレージ 4 x 2.5インチGen 4 U.2 NVMe/SATA/SASホットスワップ対応ベイ
3 x M.2 Gen4スロット - 3 x M.2 Gen4スロット
拡張スロット 6 x ロープロファイルGen4 x16スロット、
1 x OCP 3.0 Gen4 x16
LAN 2 x 1GbE LANポート、
1 x マネジメント用ポート
1 x マネジメント用ポート 2 x 1GbE LANポート、
1 x マネジメント用ポート
セキュリティ RoT対応 デュアルROM実装 RoT対応
PSU 冗長構成3000W 80+ Platinum規格

AMD Instinct MI250アクセラレータ:
AMDは先頃、エクサスケールシステムに対応した、データセンターにおけるHPCやAI向けのAMD Instinct MI200シリーズアクセラレータを発表しました。G262-ZO0はOAMフォームファクタで、4基のAMD Instinct MI250アクセラレータで構成されています。各AMD Instinct MI250アクセラレータは、208基のコンピュートユニットと13,312のストリームプロセッサー、最大128GBの高帯域幅HBM2eメモリを搭載し、最大3.2TB/sのメモリ帯域幅を実現しています。HPCのワークロードに対して、AMD Instinct MI250は45.3 TFLOPSのピーク時FP64性能を実現することができます。また、AIや機械学習向けには、1基のAMD Instinct MI250で362.1 TFLOPSのピーク時FP16パフォーマンスを達成します。第3世代AMD Infinity Fabricテクノロジーにより、CPUからGPUへの高速接続が可能で、8つのAMD Infinity Fabricリンクにより800GB/sの帯域幅を実現します。

サーバーの迅速なデプロイメントを可能にするNVIDIA検証プログラム:
NVIDIAは、エッジからクラウドまでを網羅する迅速なデプロイメントと多様なサーバーの検証のために、そのエコシステムにより多くのリソースを取り込み続けています。GIGABYTEは、NVIDIA A100 Tensor Core、A30、A40 GPUなど、データセンター向けに最適化されたNVIDIA GPUを搭載したさまざまなNVIDIA認定サーバーを用意しています。GIGABYTEは今後も、NVIDIA認定システムおよびGPUシステム認定にサーバーを提出し続ける計画で、後者には新しいNVIDIA A2 GPUの検証も含まれています。GIGABYTEのNVIDIA認定エンタープライズサーバーは、最新のハイブリッドクラウドにおけるAIワークロードの迅速な導入、管理、スケーリングを可能にするNVIDIA AI Enterpriseソフトウェアスイートの実行に最適です。

リモートで複数のサーバーを管理:
GIGABYTEの価値提案の一環として、GIGABYTEはウェブブラウザベースのプラットフォームを介してBMCサーバー管理用のGIGABYTE管理コンソール(GMC)を提供しています。さらに、GIGABYTEサーバー管理(GSM)ソフトウェアを製品ページからダウンロードしてご利用いただけます。このソフトウェアは追加のライセンス料を必要とせず、複数のサーバーを監視・管理することができます。GMCとGSMは、TCOとメンテナンスコストを削減しながら、大きな価値を提供します。

SC21でGIGABYTEのブースをご覧ください。無料登録:https://sc21.supercomputing.org/attend/register/
ビデオトピック:GIGABYTEのArmサーバー、AMDとインテルのHPCサーバー、液冷サーバー等。

当社サーバーの詳細情報はこちらをご覧ください: https://www.gigabyte.com/Enterprise
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