GIGABYTE、ハイパースケールクラウドデータセンターのクラウドネイティブアプリケーション向けに 初のデュアルソケットArmサーバーを発表
Sep 15, 2022

2022年9月15日 – ハイパフォーマンスコンピューティング並びにワークステーション製品において業界を牽引するリーディングカンパニーであるGIGABYTE(台湾証券取引所:2376)は本日、Ampere® Altra®プロセッサーを採用し、デュアルソケット構成により最大で256CPUコアに対応する、クラウドネイティブアプリケーション向けの新しい高密度Armサーバーを発表しました。GIGABYTE Rシリーズサーバー製品は、様々な種類のストレージに対応する多彩なSKUを揃えていますが、新しいサーバー(R182-P91R282-P91R282-P92)は、ArmプラットフォームでのNVMe(Gen4)ストレージ向けのサポートを強化しています。スケーラブルな高密度コンピューティング向けには、最後に紹介する新しいサーバー、H262-P61も、最適なエアフローを提供することでピーク時の安定したパフォーマンスを維持できるため、熱的な制限はありません。このマルチノードHシリーズサーバー製品は合計8つのCPUをサポートしており、標準的な2U規格の筐体に1,024個ものArmベースCPUコアを搭載できることになります。これによりGIGABYTEは、SoC(システムオンチップ)ソリューション向けの最新のArmアーキテクチャがもたらす強みに磨きをかけたAmpere® Altra®およびAltra® Maxプロセッサーをシングルおよびデュアルソケット構成でサポートします。

Ampere Altra Maxがデュアルソケットサーバーにもたらすメリット:

  • 高性能:最大256コア、256スレッド(デュアルソケット仕様で1ノードあたり)
  • 高スループット:PCIe Ex Gen4.0レーン帯域192レーン
  • ソケット間通信に最適化されたCCIX
  • 1ワット当たりの高パフォーマンス:128コア、TDP 250W
  • アプリケーション:データ分析、AI、エッジコンピューティング、ウェブホスティングなど
▲ R182-P91
▲ R282-P91
▲ R282-P92

新しいRシリーズサーバー
新しいラックサーバー(R182-P91R282-P91R282-P92)は、デュアルソケットの高密度コンピュートプラットフォームと、安定した性能を発揮するNVMe ストレージの柔軟なストレージオプションをユーザーに提供するべく開発されました。

Ampereのデュアルソケット設計により、ストレージ、GPU、ネットワーク用に192レーンものPCI-Ex Gen4.0レーンをサポートしています。Arm プロセッサをサポートするR182およびR282サーバーでは、すべてのNVMe ストレージがMini Cool Edge IO(MCIO)コネクタを介してデータを転送します。ただし、R282-P91の場合は、NVMeストレージのサポートにOCP 3.0規格の拡張スロットも利用できます。MCIOは1本のケーブルでSlimSASの2倍のPCI-Exレーンに対応できるため有用です。これにより、ケーブルの削減、設計の簡素化、パフォーマンスに影響を与えないエアフローの改善が可能になり、ロープロファイル規格のGPUカード類から高速ネットワーク用拡張カードまで、拡張スロットの柔軟性を高めることができます。

また、これらの新しいサーバーを特別なものにしているのは、柔軟なストレージの重要性です。R282シリーズでは、-R282-P91は筐体前面のフロントベイでは2.5インチNVMe ストレージのサポートに特化しています。加えて、筐体背面のリアベイにはSATAストレージ用に4ベイ備わっています。逆に、R282-P92は合計12のフロントベイの内訳として大容量の3.5インチHDDと高速の2.5インチSATA ストレージ共用の6つのベイが用意されており、残りの6つのフロントベイはNVMeストレージに特化した仕様となっています。1U規格のR182シリーズでは、R182-P91が2.5インチストレージをサポートするためにスリム化され、ベイの半分がハイブリッドNVMe/SATA ストレージ用、その他がNVMe ストレージ専用となっています。GIGABYTEサーバーのモジュール設計により、この製品区分でお客様の要件により適切に対応することができます。

▲ H262-P61

新しいHシリーズサーバー
どのような設計においても、性能目標を達成するために必要なトレードオフは存在します。特に、マルチノード、高密度サーバーの市場では、CPUあたりの消費電力が性能とともに増加し続けているため、この傾向が顕著です。その結果、新しいH262-P61では、冷却性能の向上を目指し、フロントドライブベイの一部を特別設計とし、筐体に流入するエアフローの改善に充ててます。これにより、128コア、TDP 250WのAmpere Altra Max M128-30を含むAmpereプロセッサーの全ラインアップで安定した高性能コンピューティングを実現可能で、2Uサーバーに必要不可欠な構造設計となっています。このサーバーの前身である H262-P60はすでに発売されており、ストレージを優先し、クロック速度やコア数、最大TDPを下げても構わないというユーザーに向けた製品です。

モデルR182-P91R282-P91R282-P92H262-P61
メモリ 32 x DDR4 (2DPC) DIMMs 64 x DDR4 (1DPC) DIMMs
拡張スロット 2 x PCIe 4.0 x16 FHHL
2 x OCP 3.0 (Gen4 x16)
4 x PCIe 4.0 x16 FHHL 2 x PCIe 4.0 x16 FHFL
2 x PCIe 4.0 x16 FHHL
4 x PCIe 4.0 x8 LP
2 x OCP 3.0 (Gen4 x16)
8 x PCIe 4.0 x16 LP
4 x OCP 3.0 (Gen4 x16)
ストレージ 6 x 2.5" NVMe
6 x 2.5" NVMe/SATA
1 x M.2 (Gen4 x4)
24 x 2.5" NVMe
4 x 2.5" SATA
1 x M.2 (Gen4 x4)
6 x 3.5"/2.5" NVMe
6 x 3.5"/2.5" SATA
1 x M.2 (Gen4 x4)
8 x 2.5" SATA
4 x M.2 (Gen4 x4)
BMC ASPEED AST2600
LAN 2 x 1GbE
1 x mLAN
8 x 1GbE
4 x mLAN
1 x CMC
電源 容量 1300W
Platinum 規格
冗長構成
容量 1600W
Platinum 規格
冗長構成
容量 2000W
Platinum 規格
冗長構成
容量 2200W
Platinum 規格
冗長構成

OSのサポートに関しては、GIGABYTEのこれら新製品は、Red Hat、SUSE、Ubuntu、Fedora、Oracle、Debianの各種OSをサポートしています。OSサポートに関する最新の情報は弊社ウェブサイトでご確認いただけます。

GIGABYTEでは、製品開発の精神が常に成長と意思決定において重要な要素となっています。ハードウェア中心の企業として、10年近くにわたりインハウスのArmソリューションをサポートしてきました。当社の技術者は、Armエコシステムを知り尽くしており、優れた設計を通じて、GIGABYTEの製品ポートフォリオを拡大し、エンタープライズ市場の隅々にまで届くような競争力の高い提案で新製品を最適化しています。新しいサーバーは、この発明の精神に加えて、需要の高いクラウドネイティブソリューションをお客様に提供します。

お問い合わせはこちら:販売に関するお問い合わせ
TwitterでGIGABYTEをフォローしてください:twitter.com/GIGABYTEServer
FacebookでGIGABYTEをフォローしてください:facebook.com/gigabyteserver

{{AsideSubscribeInfo.buttonText}}