GeForce RTX 3080グラフィックスカードのSP-CAPおよびMLCCキャパシターに関する声明
Sep 29, 2020

GeForce RTX 3080グラフィックスカードにおいて、POSCAPキャパシターの使用により安定性の問題やクラッシュが発生する可能性があるとの最近の報道に関して、GIGABYTE(以下、弊社)は次の声明をもって問題を明確にしたいと存じます。

 

1.     POSCAPキャパシターを単独で使用することがハードウェアクラッシュの原因となるというのは誤りです。グラフィックスカードが安定しているかどうかは、キャパシターの種類の違いだけではなく、回路や電力供給の設計全体をもって、総合的に評価する必要があります。POSCAPMLCCは特性や用途が異なるため、一方のキャパシターが他方より優れていると断言することはできません。

 

2.     弊社のGeForce RTX 30グラフィックスカードは、NVIDIAの仕様に従って設計を行っており、必要なテストの全てに合格していますので、製品の品質は保証されています。弊社のGeForce RTX 3080 GAMING OCおよびEAGLE OCの各シリーズグラフィックスカードは、NVIDIAの定める仕様を満たし、GPUコアパワーに関して、高品質で低ESRの、470μFSP-CAPキャパシターを使用しており、業界平均よりも高い、総容量2820μを提供しています。SP-CAPキャパシターのコストはMLCCのそれと比べても決して低くはありません。弊社は、安価な部材を使用してコストを下げることなどせず、完成度の高い製品となることを重視しております。

 

NVIDIA2020929日、製品安定性を向上させるドライバ(Version 456.55)をリリースいたしました。ユーザーの皆様には、パフォーマンスを最適化するために、最新のドライバへアップデートすることをお勧めいたします。弊社製品において気になる点がございましたら、正規代理店サポートセンターまでお問い合わせください。

 

弊社は、特に、熱設計の観点から、製品の品質を絶えず改善、最適化を行っており、何十年にもわたって皆様に最高のゲーム体験を提供してまいりました。最新のAORUS GeForce RTX 30グラフィックスカードシリーズでは、冷却性能にも細心の注意を払い、各コンポーネントが安定して動作するよう、Max-Coveredクーリングなどの業界をリードするソリューションを導入しております。

付録1 – 比較表

モデル

NVIDIA RTX 3080

リファレンスデザイン

GIGABYTE RTX 3080

GAMING OC & EAGLE OC

GPUコアパワー

SP-CAP 220u/9m OHM *5

MLCC 22u *10

SP-CAP 470u/6m OHM *6

総容量(u)

1320u

2820u

 

付録2 – 「Paul’s Hardware」による検証結果。弊社 RTX 3080 GAMING OC は安定していることが確認できます。

https://www.youtube.com/watch?v=BkTgYMlCl4E


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