GIGABYTE、新しい液冷サーバー製品で 生成AIおよびHPC向けに GPUサーバーのポートフォリオを拡大
NVIDIA HGX™ H100に対応した インテル® Xeon®プラットフォーム準拠の最新GPUサーバー
Aug 10, 2023

August 10, 2023 ─ GIGABYTEの子会社であり、高性能サーバー、サーバー用マザーボード、ワークステーションで業界をリードするGiga Computingは本日、第4世代インテル® Xeon®スケーラブルCPUとNVIDIA HGX™ H100 4-GPU仕様および8-GPU仕様にそれぞれ対応した新しいGPUサーバー製品二種類を発表しました。最適なパフォーマンスと冷却効率を念頭に設計されたGIGABYTE G363-SR0は、その両方において優れており、TDP要件の高いプロセッサーとGPUを容易にサポートします。また、GIGABYTE G593-SD2は、従来の空冷による冷却方法を望むデータセンターをターゲットとしています。どちらのGPUサーバー製品も、それぞれの筐体規格としては最高レベルのGPU演算能力を提供します。さらに、Giga Computingは、AI、グラフィックス、ビデオなどの多目的ワークロードに最適な新しいNVIDIA L40S GPUへのサポートを開始いたします。また、ワークステーション向けの新しいNVIDIA Ada 世代 GPUであるNVIDIA RTX™ 5000NVIDIA RTX™ 4500NVIDIA RTX™ 4000へのサポートも開始いたします。

G363-SR0: ダイレクトリキッドクーリング方式を採用
パフォーマンスの向上には、より斬新なソリューションが必要です。G363-SR0は、ダイレクトリキッドクーリング(DLC)専用に設計されており、インテル®Xeon®プロセッサーと四基のNVIDIA HGX™ H100からなるGPUモジュールの両方から効率的かつ迅速に熱を除去します。CPU対GPU比率が1:2の3U規格GPUサーバーである G363-SR0は、ほとんどのAIおよびHPCワークロードに理想的な演算性能を提供します。要求される驚くほど大量の高速データアクセス向けに、Gen5 NVMe/SATA/SAS規格ストレージに対応する2.5インチベイが8ベイ搭載されています。また、PCIe Gen5規格に対応するロープロファイル拡張スロットが6スロット装備されており、追加で任意のネットワークカードを装着する事により最高のネットワーク環境を構築ことができます。システム電源として、容量3000Wの80 PLUS Titanium規格の電源装置を3基搭載(2 + 1冗長構成)しており、安定的な電力供給が可能です。

非常に優れた冷却パフォーマンスを誇るダイレクトリキッドクーリング方式が、主な熱源であるCPUとGPUを迅速にかつ効率よく冷却するソリューションとして採用されました。これにより、サーバーはより高速なパフォーマンスを実現できるだけでなく、従来の空冷システムと比較して、大幅なエネルギー節約が可能になります。当面の間、データセンターの電力消費量が世界の電力に占める割合は増加するため、廃熱を室内に排気する従来のホットアイル・コールドアイルのサーバールームのレイアウトデザインにとって代わる方法を開発する必要があります。ダイレクトリキッドクーリング方式では、発生した熱を設備水に転換してデータセンター外部に搬出し、冷却塔やその他の装置で排熱することができます。これにより、関連の冷却インフラストラクチャを削減できるため、結果的にコストが削減され、OPEX、TCOを抑えてROI向上へと繋がります。

G593-SD2: 8 GPUシステム
AIトレーニングやその他計算負荷の高いワークロードに対する需要が非常に高いため、トップクラスのGPUアクセラレーテッドコンピューティング向けに設計されたG593シリーズが非常に高い関心を集めています。5U規格の筐体は、上部1U分にインテル®Xeon®プロセッサーのデュアルソケットからなるコンピューティングノード、下部4U分がNVIDIA HGX™ H100からなるGPUモジュール用とに分かれています。この筐体設計により、高度な冷却技術を必要とすることなく、高密度の筐体内でも最高レベルのパフォーマンスが損なわれないよう確約されています。

GIGABYTEは常に、お客様や重要なパートナー企業と直接コミュニケーションを取っており、頻繁に小さな調整を行い、市場の要求に応えています。このG593-SD2は、これまでのG593シリーズの拡張スロットの一部フォームファクタに対する小さいながらも非常に歓迎される変更から生まれたものです。この新しいサーバーはG593-SD0を前身としており、これは背面上部にロープロファイルスロット用のスペースが確保されていました。新しいG593-SD2では、これらのロープロファイルスロットの代わりに、NVIDIA BlueField® DPU拡張カード装着できるようにフルハイトハーフレングス規格の拡張スロットが用意されました。この小さな仕様変更は、G593-SD2が複数のNVIDIA BlueField® DPU拡張カードを活用し、AIとHPCのデータ移動とセキュリティ分離を加速できるようにするために導入されたものです。どちらのG593シリーズのサーバーも、生成AIや高負荷のHPCワークロードに同じ高度な演算能力を提供します。

各種アクセラレータカードのサポート
NVIDIAは今週、そのすでに広範なコンピューティングまたはビジュアライゼーション向けのGPUポートフォリオに、4つの新しいアクセラレータを追加しました。Giga Computingは、自社のエンタープライズ向けソリューションに認定することで、それらの新しいGPUをサポートします。これらの新しいGPUは、Giga Computingのサーバープラットフォームと組み合わせて購入することも可能になります。

NVIDIA Ada LovelaceアーキテクチャをベースとしたNVIDIA L40S GPUは、データセンター向けの最も強力なユニバーサルGPUであり、推論やトレーニング、グラフィックス、ビデオアプリケーションに画期的なマルチワークロードのアクセラレーションを提供します。

新しいNVIDIA RTX Ada世代GPUは、ハイパフォーマンスでリアルタイムのレイトレーシング、AIアクセラレーテッドコンピューティング、プロフェッショナルなグラフィックスレンダリングを必要とするさまざまなプロフェッショナルユーザーをターゲットとしています。AdaベースのRTX™ 5000、RTX™ 4500、RTX™ 4000 GPUは、ビデオサポート用のNVIDIA® GPUDirect®や、他のシステムへのより高速でより効率的なデータ転送を実現するためのNVIDIA GPUDirectリモートダイレクトメモリアクセス(RDMA)などのテクノロジーを採用したパッシブ冷却タイプのPCIe Gen4対応GPUカードです。

今日、Giga ComputingはGPU向けの新しい強力なソリューションを発表しましたが、年末へと向けて、GPUベースボードモジュールを搭載したより多くのサーバーが、当社のサーバーに付属するキットを通じてダイレクトリキッドクーリング方式による冷却をサポートすることが可能になります。これにより、お客様はエネルギーコストを削減し、データセンターをより環境に配慮したものにすることができます。

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Giga Computing Technology (GCT) は、
エンタープライズ・コンピューティング分野における業界の革新者でありマーケットリーダーです。2023年1月にGIGABYTE からスピンオフを果たした当社は、設計と製造におけるハードウェアの専門知識を維持しながら、独自のコア・コンピテンシーにより多くの投資を推進できる独立した企業体として運営しております。当社は、データセンターからエッジまでのあらゆる種類のワークロードに対応する完全な製品ポートフォリオを提供します。これには、HPC および AI 用途、データ分析、5G/エッジ、クラウドコンピューティングなどの従来のワークロードおよび、全く新しい種類のワークロード等が含まれます。主要なテクノロジー・リーダー各社との長年にわたるパートナーシップにより、当社の新製品が最も先進的であり、新しいパートナー・プラットフォームと共に提供されつづけます。当社のシステムは、パフォーマンス、セキュリティ、スケーラビリティ、そして持続可能性を体現した結晶と言えるでしょう。

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